ライブコマースは親子でも楽しめる?実例を知って今後の展開に注目しよう

YouTubeなどの動画配信サイトが好きな子どもは多いものです。「子どもがYouTubeばかり見たがる…」と困っているお父さん・お母さんも多いでしょう。そんな子どもたちは、ライブコマースも楽しく視聴できるかもしれません。この記事では、子どもも一緒に楽しめる親子向けのライブコマースの事例を紹介し、今後の展開について考えてみます。

現代の子どもたちは「デジタルネイティブ」

現代を生きる子供たちは、様々なIT技術が身の回りにありふれている環境で成長しています。パソコンやスマートフォンが当たり前にある生活を送っているため、使いこなせるのが当然の「デジタルネイティブ」世代と呼ばれることもあります。

さらに新型コロナウイルスの流行により、子どもたちがオンラインで授業を受けることも珍しくなくなりました。児童館や子育て支援施設の利用が制限される中で、オンラインのミーティングツールを利用して子育てイベントが開催されることも一般的となっています。

親子で楽しめるライブコマースの例

親子向けのライブコマースはまだ少ない状態です。ここでは、地方創生と親子で楽しめることを結び付けた、ユニークなライブコマースの事例を紹介します。

宮崎県産のオーガニック野菜で親子クッキング

「親子で楽しむおやさいクッキング」と題して開催されたこのイベントは、宮崎県産のオーガニック野菜を取り扱うスーパーと、ライブコマースを行う会社とのマッチングにより実現しました。オーガニック野菜の生産者である日向百生会、地域密着のスーパーを経営する株式会社マルイチ、地方創生に特化したライブコマースプラットフォームを展開する株式会社クリップスが共同で開催しています。宮崎県によるマッチングプログラムによってスタートしました。

オーガニック野菜をブランド化し、親子で料理を行うことでその価値を伝えようとした面白い取り組みです。ライバーには人気YouTube配信者の「ゆゆここちゃんねる」を起用しました。様々な要素を絡めてオーガニック野菜をアピールした、楽しいライブコマースとなりました。

今後の展開

オンラインでのやり取りは子どもにとって、大人が思う以上に日常的なものとなっています。実際に、若者たちの間ではライブや動画の配信アプリが人気を集めています。そのため、ライブ配信を利用した買い物であるライブコマースにも違和感なく順応できるでしょう。ライブコマースが広がる下地はできていると言えます。

だからこそ、今後親子向けのライブコマースが増えれば人気を得られる可能性はあります。一緒にショッピングモールを歩くような感覚で、親子でライブコマースを視聴することも当たり前になるかもしれません。

ただし、ライブコマースは簡単に購入ができてしまうがゆえに、「勝手に子供がライブコマースで商品を購入していた…」という問題が出てくる可能性もあります。そのため、ライブコマースの企画や仕組みには注意が必要です。しかしながら、親子に向けたライブコマースの例はまだ少ないため、今後の新たな開拓が期待できる分野です。

まとめ

オンラインのやり取りや動画になじみの深い子どもたちは、将来ライブコマースを楽しむようになると考えられます。親子で視聴することで楽しい体験を共有できるため、コミュニケーションや新たな楽しみを見つけるきっかけにもなるでしょう。また、今の大人が考え付かないようなライブコマースの方法を作り出すことができるかもしれません。まだまだ伸びしろがあるライブコマースの将来に期待しましょう。

SNSでフォローする