ライブコマースにECサイトは必要?配信と合わせて活用しましょう

ライブコマースを行うために商品を準備したら、どのように販売するかを考えなければなりません。そのひとつに、商品販売用のサイト「ECサイト」を使う方法があります。

この記事では、ECサイトを利用するメリットや構築方法、ライブコマースへの活用方法について解説します。自分に合ったライブコマースをするため、ECサイトの構築も検討しましょう。

ECサイト?配信アプリ?販売場所を考えよう

「商品はライブコマースで販売するのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、ライブ配信はあくまでも販売促進の手段であり、必ずしも販売経路と一致するわけではありません。ライブコマースの方法とは別に、販売するECサイトを作る必要があります。

ただし、ショップ機能の付いた配信アプリを使えば、ライブコマースとECサイトの機能をひとつのアプリで完結させることができます。しかし、アプリ内のショップはGoogleやYahoo等の検索サイトには出てきません。販売対象はアプリを利用している人に限られます。

購入対象者を、インターネット検索からの流入からも広く確保したいと思うなら、アプリ内のショップではなくECサイトを作ったほうがいいでしょう。逆に、ライブ配信でリスナーを獲得し、そこから購入につなげたい場合は、配信アプリのショップ機能を使うと効率的です。

ECサイトの種類

ECサイトを持っていない人は、何から決めればいいのか分からないかもしれません。ECサイトにも種類があるため、簡単に紹介しておきます。

モール型

楽天市場やAmazonなどのECモールに、自分のショップを出店する方法です。テナント料や手数料はかかりますが、ECモール自体が有名でユーザーも多いため、集客力が高いのがメリットです。サイトのカスタマイズ性は低く、独自性は出しにくい傾向にあります。

自社サイト型

独立した自分のショップをインターネット上に作る方法です。カイトのカスタマイズがしやすく、世界観を反映しやすいというメリットがあります。また、モール型ほど構築にお金がかからない傾向にあります。一方で、集客やマーケティングなどは自分で行わなければなりません。

自社サイト型は構築方法によってさらに細かく分類されます。一番手軽に始めやすいのが、BASEやSTORESなどに代表される「ASP」という構築方法です。必要な機能をレンタルする形でECサイトを構築でき、知識がなくても運用ができます。セキュリティ対策やアップデートなどのシステム管理は運営側が行うため安心です。低価格で始めることができますが、カスタマイズ性は低めで差別化が難しいという点があります。

そのほか、一般に公開されている無償のプログラムをインストールして、自分でカスタマイズする「オープンソース」、ECサイトの必要機能一式を備え、必要なものをカスタマイズする「パッケージ」、主に制作会社に依頼して、ゼロから構築する「フルスクラッチ」があります。後のものほどカスタマイズ性は高くなりますが、その分費用と手間もかかります。これから始めたい人には、低価格で手軽な「ASP」がおすすめです。

自分のECサイトでライブコマースを行うには?

自分のECサイトでライブコマースを行うには、以下の二つの方法が考えられます。ひとつずつ見ていきましょう。

配信機能のあるショップにする

自分のECサイトに来ている人は、商品を買いたいと思っている、または検討している人ということになるでしょう。そこでライブコマースができれば、購入の後押しとなるため効果的です。

モール型のECサイトで配信機能を持つものは、過去には複数ありましたが、現在は少なくなっています。現在ライブ配信ができる主なものには「au payマーケット」があります。出店していれば、追加料金なしでライブ配信機能を使うことができます。

自社サイト型のASPでは、それ自体がライブ配信機能を持ったものは現在ありません。(2022年7月現在)

いずれの場合も、自分のECサイトとライブ配信サービスを紐づけたライブコマースの方法が一般的になっています。

ショップと配信を紐づける

ECサイトと配信機能を紐づける、現在主流となっている方法です。SNSの配信と連携する「SNS型」や、ECサイトにタグを埋め込むことで配信視聴を可能にする「SaaS型」があります。

SNS型は、SNSやアプリの配信からECサイトに誘導する形です。既に多くのフォロワーがいる場合は効率的にリスナーを集められます。フォロワーは商品や世界観を理解した上でフォローしてくれているので、ライブコマースにおける売上も期待できます。Instagram、YouTube、Twitterなど、大手SNSが次々と参入しており、配信アプリでも埋め込み用のURLを簡単に取得できるため、ライブコマースを始めやすくなっています。

SaaS型は、ECサイトからライブ配信に誘導する形です。ECサイトからライブコマースを視聴してもらうことで販売を促進します。ECサイトに来ているということは、ある程度購入の意志があると考えられるため、効果的にライブコマースができれば多くの購入が期待できます。まずECサイトに来てもらう必要があるため、商品の知名度やブランド性の確立によって、集客ができている状態では効率的な方法です。逆に、これからライブコマースを始める人にとってはハードルは高いでしょう。

ECサイトとライブ配信の二つの設定を行う必要があるので、その分手間はかかる方法です。しかし、既にどちらか一つを始めている状態なら始めやすいといえます。また、SNSや配信アプリなどの配信方法や、ECサイト構築の方法は多くあるため、自分に合った方法を選んで組み合わせることができます。機能や料金プランもさまざまであるため、自分にぴったりのサービスを見つけましょう。

まとめ

現時点では、ECサイトの構築と配信機能を合わせ持つものはほとんどありません。(2022年7月時点)しかし、ライブコマースの盛り上がりや技術の発展によって、新たなサービスが誕生することも考えられます。一方で、ライブコマースを紐づけることのできるサービスは増えており、より使いやすいものも今後出てくるでしょう。ライブコマースはまだまだ発展途上です。今後の動きに注目し、自分に合ったサービスを利用しましょう。

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