ライブ配信で商品を販売するライブコマースが、人気を集めています。ライブコマースはスマホ1つあれば始めることができ、一般の方でも気軽に配信をしています。
しかし、ライブコマースは、法律に気を付けないと、知らない間に犯罪を犯してしまうこともあります。この記事ではライブコマースの犯罪について紹介します。
ライブコマースでは商品を販売しますが、配信者の中には悪質業者がいる可能性があります。ライブコマースに限らずですが、ある商品と類似した商品を販売したり、ブランド品と思わせる商品を販売するケースがあります。
Amazonではそのような模倣品の販売や詐欺を食い止めるため、2021年に9億ドルを投資するなど力を入れています。
中国の人気ライバーは数日の間に数億円の売り上げを挙げています。芸能人やインフルエンサーなど、様々な方が配信できるメリットがある一方、知識のない人は脱税をしてしまうケースが発生しています。
中国では、税の監視と脱税の取り締まりを強化しており、ビッグデータを利用した取り締まりにより、脱税を見つけいています。
また、脱税を行ったライバーの配信は、すべて中止されアカウントも凍結されるなどしています。脱税をした場合には、罰金の支払いだけではなく、ライブコマースができないようになるなど、大きな代償を支払うことになります。
ライブコマースを行う上で、民法は守らなければいけません。販売した商品が、契約とは異なる品質や数量では内容にする必要があります。出品者が守らなかった場合は、商品の代替物を要求したり、代金の減額を請求することができます。
ライブコマースで商品を販売する際、商品の価格や支払期限など、広告表示が義務付けられています。商品を単に購入してもらえれば良いだけではなく、商品を販売する段階で、表示義務がありますので、どのようなことを表示しなければいけないのか確認するようにしましょう。
また、返品にも対応できるようにしておく必要があります。
商品に対して、「優良誤認表示」と「有利誤認表示」が禁止されています。
優良誤認表示は、「最高の品質です」など著しく優良だと誤解される表示のことです。誤った判断をされないように、このような表示は禁止されています。
また、有利誤認表示は、「業界最安」など著しく有利だと誤解される表示のことです。実際とは異なり、誤った理解をされないように、このような表示は禁止されています。
ライブコマースの犯罪について紹介しました。ライブコマースに限りませんが、ネット販売を行う際には、いくつかの守らなければいけないルールがあります。ルールを破った場合の代償は大きいです。
一般の方でも、できる手軽さがある一方で、脱税などの犯罪も増えていますので、ライブコマースを行う際は、まずは守らなければいけないルールを確認するようにしましょう。