ライブコマース×農業の相性は?メリット・デメリットを解説します

ライブ配信によって商品を販売するライブコマース。農業にも活用できることをご存じですか?実際にライブコマースを取り入れた農家さんが成功している例はあります。

この記事では、農業におけるライブコマースの活かし方を、メリット・デメリットを含めて紹介します。広がりつつあるライブコマースについて、ぜひ知っておきましょう。

ライブコマースは生産者にも消費者にもメリットあり!

新型コロナウイルスの流行により、農家や農園を営む人々も大きな打撃を受けました。普段農作物を卸している飲食店に卸すことができなくなったり、地方への観光客が減少したことで地元の特産品が売れなくなったりということが起きたのです。

そんな中、ライブコマースで売上を伸ばす農家さんも現れてきました。農業とライブコマースは、一見関連性がないようにも思えます。しかし、ライブコマースをうまく使うことで、生産者にも消費者にもメリットがあるのです。

メリット

通常の流通経路での販売だと、消費者に届くまでに時間がかかってしまいます。鮮度の問題から、通常の方法で流通させることのできない農作物もあるでしょう。しかし、ライブコマースで販売すれば、産地直送で消費者に届けることができるため、生産者は販売の対象を増やし、リスナーは自宅にいながら新鮮な農作物を購入することができます。

農作物をライブ配信で見てもらえることもメリットの一つです。食品は特に、自分の目で見て買いたいという人も多いものです。実際に触ってもらうことはできませんが、色や大きさなど、リアルな情報を見せることができます。また、生産者自ら農作物の魅力や美味しさを伝えることができます。商品そのものだけではなく、生産風景を見せたりおすすめの調理法を実演したりと、アイディア次第でいろいろな面から農作物の魅力を伝えることができるでしょう。

また、生産者の顔が見えることでリスナーは安心して購入できます。ライブ配信を通して、生産者の人柄や農作物への愛やこだわりを伝えることができるため、「この人から買いたい」というファンができるかもしれません。

また、生産者側から伝えるだけでなく、リスナーからの声を反映させることも大切です。商品を通して人と人が繋がることができる点は、ライブコマースの醍醐味です。コミュニケーションを双方が楽しむことができれば、リピーターもできるでしょう。

デメリット

ライブ配信に慣れていない人にとっては、配信そのものが大きなハードルとなってしまいます。

まずはライブコマースで販売できる仕組みを作ることが必要です。すでにECサイトを持っている場合は、YouTubeやInstagramなどのプラットフォームと紐づけることで、比較的簡単に仕組みを作ることができます。ECサイトがない場合は、コメントなどで注文の意向を示してもらう、ライブコマースに特化したアプリを使用するなどの方法があります。また、コンサルタントも含めたライブコマースサービスもあるため、比較検討してみましょう。

ライブ配信は、ただ行えばいいというわけではありません。リアルタイムでの配信であり、あとから編集することができないため、伝えたいことや流れをあらかじめ決めておくなどの事前準備が不可欠です。また、思わぬアクシデントや悪意のあるコメントなどに対して臨機応変に対応できるよう、いろいろな場合を想定しておくことも大切です。

また、伝えたいことが多くある中でも、リスナーとのコミュニケーションを大切にしましょう。リスナーにとってライブコマースは購入の手段ですが、エンターテイメントでもあります。ライブ配信を楽しんでもらうことで、商品の購入につながります。

成功の事例

ライブコマースと農業を掛け合わせることで成功している例は、すでに多くあります。ライブコマース先進国である中国では、ライブコマースを行っている生産者は10万人以上にも上ります。都市部への出稼ぎをやめて、農村部に残って地元の農作物をライブコマースで販売し、生計を立てている若者も少なくありません。ライブコマース×農業の組み合わせが決して珍しいものではなくなっています。

日本でも、静岡県のいちご農家や、青森県の農作物を紹介する飲食店経営者など、取り組みがニュースになっています。農作物をはじめとした特産品のライブコマースを通して地域を盛り上げるなど、地方創生の方法としても注目され始めています。

まとめ

日本ではまだまだ発展途上のライブコマースですが、新しいアプリやサービスも次々と誕生しており、新規参入のハードルも少しずつ下がってきています。生産者・消費者ともに楽しむことができるライブコマースを、ぜひ農家さんは取り入れてみてはいかがでしょうか。

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